技術情報
TECHNOLOGY

ICT施工
(マシンコントロール)

概要

道路などの建設現場で生産性向上を実現する手法のひとつ。国交省の主導による新基準「i- Construction」に準じ、調査・測量・設計から施工・監督・検査・維持管理といったすべてのプロセスで、ICT(情報通信技術)を活用し、各工程で手に入れた情報を電子化して共有するなど、高効率・高精度の施工を促します。

戸田道路では、いち早く「ICT施工」の導入を進め、工程全体の生産性の向上をはじめ、品質や安全の確保などに積極的に活かしています。

中でも、作業機器を自動制御するMC(マシンコントロール)の活用事例を数多く積み重ね、TS(トータルステーション)を設置して従来必要だった丁張やトンボがけ、施工作業中の測量、それに伴う修正施工作業など、大幅な作業工程の削減を実現しています。同時に、建設機械のそばで行う作業が減ることで、作業員の人数削減と安全性の向上にもつなげています。

さらに、人工衛星の測位データを活用するGNSS方式や、国土地理院の電子基準点の測位情報を活したGNSS補正情報を利用するVRS方式など、今後もさらなる利活用を進めていきます。

道路改修工事(29南東-唐木田) (2018年)

特徴

・ICT測量機器によって業務効率の向上が図れます。
・ICT建機による施工効率の向上も実現します。
・同時に補助員の削減と安全性の向上も促します。
・検査日数の大幅な短縮が図れます。
・検査書類も大幅に削減可能です。

3次元設計データとGPSや自動追尾トータルステーションによって、設計された重機の位置をリアルタイムに照合させ、設計データどおりに重機の油圧をコントロールし自動施工を行うことができます。

用途

・道路工事における土工や舗装全般。

施工実績

・道路改修工事(29 南東-唐木田)(2018年)
吉浜北地区舗装工事(2018年)
中山名和道路樋口舗装工事(2013年)
・国道20号日野バイパス(延伸)豊田地区改良(その2) 工事(2018年)

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