技術情報
TECHNOLOGY

高機能舗装
排水性舗装、低騒音舗装

概要

従来のアスファルト舗装と比べ、表層・基層部分に空隙の多い(従来は5%程度。高機能舗装は15~25%)透水性の舗装用アスファルト混合物を用い、路面に雨水などが溜まらないようにする「高機能舗装」。

施工時や完成後の維持管理のコスト・手間が、これまでの舗装より増えるのですが、路面上に水が溜まらないことで、ハイドロプレーニング現状の低減、水しぶきや水はねによる視認性低下の抑止、車両通行時の騒音低下など、無視できないメリットを複数有しており、特に全国の高速道路で事故発生率の減少に貢献している舗装です。

また、高機能舗装と同等の空隙率の層を上部に持ち、下部は水密性の高い層を一層に併せ持つ「ハイブリッド舗装」も確立され、タイヤチェーン装着時の摩耗抵抗性に優れる利点を活かし、積雪の多い寒冷地域での導入も進んでいます。



国道20号日野市多摩平(2)電線共同溝路面復旧工事 (2016年)


玉野地区舗装工事 (2017年)


特徴

・雨天時のハイドロプレーニング現象を抑制します。
・水はね・水しぶきなどによるスモーキングを低減します。
・すべり抵抗性が向上します。
・走行による騒音が低減します。
・蓄熱性が小さくヒートアイランド現象の抑制にも寄与します。



ポーラスアスファルト混合物を車道の表層に用いて、雨水を路面下に浸透させ不透水性上にて排水させる舗装です。雨天時の視認性の向上に効果があります。


用途

・高速道路や自動車専用道路、一般国道など。
・雨天時の走行安全性が求められる坂路や市街地道路など。
・積雪の多い寒冷地の道路など。

施工実績

中部横断自動車道舗装12工事(2018年)
三ヶ尻地区改良舗装工事(2016年)
玉野地区舗装工事(2017年)
・上星川地区電線共同溝路面復旧工事(2015年)
・尾道・松江自動車道宇賀舗装工事(2014年)
鳥取自動車道西粟倉IC 舗装工事(2013年)
国道163号北大阪管内舗装修繕工事(2013年)
国道43号新伝法大橋橋面防水工事(2015年)

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