K.O氏

作業所長・1級土木施工管理技士広島工業大学専門学校卒

入社までのきっかけ

私が就職活動していた2008年は、まさにリーマンショックが起こった年であり、日本中で新卒採用がかなり絞られた時期でした。そんなこともあって、会社訪問で最初に訪れた戸田道路に内定をいただき、即入社を決めたのを覚えています。

実は今だから言えるのですが、戸田道路のことは知りませんでした。ただ道路会社の存在は知っていたので、これまで学んできたことを100%活かせる会社であることはわかっていました。


入社後はどういった経験を積んできたのか?

最初に現場に出て数年間は、民間系の案件ばかり担当していました。例えば、社屋の外構づくりなどですね。土を盛って法面を成形したり、鉄板を埋めて山留を計画したり。勉強になることばかりで、先輩の横につきながら見よう見まねで一生懸命、現場の仕切り方や段取りの組み方などを体得していきました。

3年目から所長を任されるようになり、施工管理を担う長として現場がスムーズに動いていけるよう、事前に計画立てて書類を作成してという準備作業の大切さを痛感しながら、ひとつずつ覚えていった感じです。

現在は国交省など公共系の道路案件がメインとなり、後輩育成にも注力しながら現場を取り仕切っています。


上司や現場の先輩として後輩育成で心がけていることは?

年下の若いメンバーには、仕事を押し付けないことを心がけています。一つの作業、例えば煩雑な書類づくりをお願いする際にも、その作業にはどういう意味や目的があって、だから今あなたにお願いするんだよ、という文脈からきちんと説明してやってもらうようにしています。

“背中を見て盗め!”も否定はしませんが、ちゃんと理路整然と説明してからチャレンジしてもらう方がお互い効率的ですし、ミスや誤解も減らしながら相手の理解や腑に落ちることも早められ、よりスピーディに成長につなげてもらえると考えています。


働き方で気に入っているところは?

地方拠点ではメンバーが少人数であることも関係していると思いますが、かなり早い段階から仕事を任され、現場代理人的な動きが体験できます。

現場での作業や段取り、人間関係をはじめとするノウハウの引き出しを増やしていく機会も多く、売上や利益確保といった経営者的な視点での動きも求められますから、施工管理として広範なスキルに磨きをかけることが可能です。

例えて言うなら、工務店の社長のような感覚ですね。一国一城の主として采配を振るえるのは、今後の仕事人生に於いてもプラスになると感じていますし、これから挑戦するみなさんにもそう思ってもらえたらなと期待しています。


働き方改革などを実感する機会は?

正直、土木の世界はまだまだなのかな、という感覚です。それでも、私が入社した頃と比べれば、残業も減っているし、休日も土日にしっかり取れるようになっています。弊社はもちろんクライアントの意識も、コンプライアンス重視など変化が表れてきていますからね。

また、半年に1度、全社研修があり、そこで会社の考えや技術的なトレンドに触れることができるなど、スキルアップの機会も増えてきました。

そういう風に、いい方向へ変化する職場の環境を活かして、社内にDXや施工ICTなどの浸透を促進するために、率先して
i-Constructionをはじめとする業務改革に取り組み、未来を見据えた道路づくりを引っ張っていく存在になろうとチャレンジしているところです。


UPDATE:2022.11.01

Copyright © TODA ROAD Inc. All Rights Reserved.